乳酸菌って飲み過ぎるとどうなるの?毎日の摂取方法について、管理栄養士が徹底解説!│ケフラン
お腹の調子を整える乳酸菌ですが、からだに良いと思うと、ついとりすぎてしまうもの。けれど、どれくらいの量が適正なのでしょう?この記事では、乳酸菌は過剰摂取のおそれがあるのか、摂取時に何に気を付けるべきかを解説します。
乳酸菌はとりすぎても大丈夫
腸活ブームで注目され続けている乳酸菌。健康的な腸内細菌(腸内フローラ)は乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌の割合が多くなっています。乳酸菌には、悪玉菌の増殖を抑え、腸内環境を整える効果があります。
そんな乳酸菌ですが、とりすぎるとデメリットがあるのか気になりますよね。
実は、乳酸菌はとりすぎても問題はありません。
なぜなら、食べものから取り入れた乳酸菌は、ある程度の期間は腸に存在しますが、住み着くことは少ないためです。とりすぎたとしても排泄されるので、過剰摂取によって、体に大きなデメリットを与えることはあまりないといえます。
つまり、乳酸菌をとりすぎた場合も、余分な乳酸菌は排泄されてしまうので、毎日適切な量を続けて摂取することが大切です。
一方で、乳酸菌のとりすぎによる影響はあまりないものの、乳酸菌を多く含む食品のとりすぎに注意する必要があります。
乳酸菌を食品から摂る場合の注意点
乳酸菌を食品から摂る場合、食品に含まれる糖質や塩分などの摂りすぎに注意する必要があります。
糖質に注意!
乳酸菌を多く含む食品で真っ先に思い浮かぶものとして、ヤクルトやピルクルといった乳酸菌飲料がありますね。
ジュース感覚で腸活ができますが、一部の乳酸菌飲料の中には、カロリーや糖質が高いものがあり、飲み方には注意が必要です。
乳酸菌飲料は、甘味が強いものが多いですよね。牛乳などを発酵したものに、砂糖やぶどう糖液といった甘味料と香料や果汁を加えて飲みやすくしているため、乳酸菌飲料は糖質が高くなってしまいます。乳酸菌飲料1本(80ml)あたりのカロリーは51kcal、糖質は12.8gです。コーラ80mlのカロリーは37kcal、糖質は9.1gですので、なんと、乳酸菌飲料のカロリーと糖質は、コーラよりも高いのです。
せっかく健康のために乳酸菌飲料を飲んでいても、飲み過ぎると、カロリーと糖質が過多になってしまいます。普段の食事においても、カロリーや糖質はオーバーしがち。そのため、糖質が多い乳酸菌飲料の飲み過ぎには注意しましょう。
塩分に注意!
乳酸菌飲料のほかにも、乳酸菌が含まれる青汁や野菜ジュースを活用している場合も、商品によってはカロリーや糖質の摂りすぎになります。また、乳酸菌が含まれる食品である漬物は塩分が多めです。乳酸菌を摂りたい一心で、ぬか漬けやキムチなど塩分が多い漬物を食べ過ぎないように注意しましょう。
このように、乳酸菌を摂ろうとするがあまり、糖質や塩分の摂りすぎになってしまうことがありますので、健康に影響が出ないように気をつけることが大切です。
乳酸菌を毎日摂るなら
健康のために乳酸菌を毎日摂取するなら、余分な糖質や塩分を抑えつつ、乳酸菌がしっかり摂れるものを選んでみましょう。具体的には、余分な糖質や塩分を摂らずに美味しく乳酸菌が摂取できるケフィアヨーグルトや乳酸菌のサプリメントがおすすめです。
ケフィアヨーグルトから乳酸菌を摂取する
乳酸菌を毎日摂るなら、ケフィアヨーグルトのように甘味をたくさん加えなくても食べやすいものを選んでみましょう。
お伝えしたように、乳酸菌飲料などは飲みやすくするために甘味をたっぷりと加えています。
そこで、ケフィアヨーグルトなど食べやすい食品を選んでみてはいかがでしょうか。ヨーグルトと比較して、酸味が少なく、まろやかな味わいのため、ケフィアヨーグルトは美味しく続けられます。ケフランのケフィアヨーグルトは、4種類の乳酸菌と3種類の酵母を摂れる点が特長です。ケフィアヨーグルトのように食品から乳酸菌を摂ると、腹持ちが良いので、乳酸菌を摂りつつ、間食代わりにもなります。
自分にあったサプリメントから摂取する
他にも、サプリメントから乳酸菌を摂取する方法もおすすめです。
サプリメントのメリットは、余分なカロリーを抑えて乳酸菌が摂取できる点です。また、乳製品が苦手な方でも、サプリメントなら飲みやすいので、ストレスなく乳酸菌が摂取できます。ケフランのサプリメントなら、乳酸菌だけでなく、善玉菌や酵素など、自分が摂りたい成分も合わせて摂取できます。
さらに、サプリメントは飲みたいときにさっと飲めますし、持ち運びも簡単。そのため、毎日負担なく継続が可能です。
まとめ
今回は、乳酸菌の摂りすぎについて解説しました。乳酸菌の摂りすぎによるデメリットは特にないものの、乳酸菌を含む食品の摂りすぎによる糖質や塩分の過剰摂取に気をつける必要があります。
乳酸菌は、摂りすぎても排泄されてしまうので、毎日コツコツと継続して摂取することが大切です。そのため、余分な糖質や塩分は摂らずに乳酸菌を摂取できるケフィアヨーグルトやサプリメントを選んでみてはいかがでしょうか。
腸活や健康のために、自分に合った方法で、毎日継続して乳酸菌を摂取していきましょう。
管理栄養士プロフィール:渡部 早紗
大学卒業後、病院、学校給食の管理栄養士として従事。現在はフリーランスの管理栄養士として、主に栄養に関するコンテンツ記事執筆を中心に行っています。
参考URL
乳酸菌【e-ヘルスネット(厚生労働省))】
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-026.html
腸内細菌と健康【e-ヘルスネット(厚生労働省)】
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-003.html
乳酸菌飲料にはどのような種類がありますか?【一般社団法人日本乳業協会】
https://nyukyou.jp/dairyqa/2107_051_502/
乳酸菌とはどのような菌ですが?【一般社団法人日本乳業協会】
https://nyukyou.jp/dairyqa/2107_065_493/
カギは「乳酸菌」。微生物がもたらす豊かな食生活と健康とは【東洋大学】
https://www.toyo.ac.jp/link-toyo/life/lactic_acid_bacteria/
乳酸菌が体に良いといわれる理由は?乳酸菌を摂取できる食材も紹介【メディパレット】
https://www.lotte.co.jp/medipalette/890/
内容成分・アレルギー表示【ヤクルト本社】
https://www.yakult.co.jp/products/component.html
食品成分データベース【文部科学省】
https://fooddb.mext.go.jp/index.pl